検査のススメ・結果説明について

HIV検査のススメ

エイズを発症してからHIVの感染に気がつくいわゆる「いきなりエイズ」の患者さんの多くは、エイズ発症前に他の性感染症などで医療機関を受診していることが少なくありません。
HIV感染症は長期間無症状の時期が続くので、疑って検査をしなければHIV感染症の診断をすることは不可能です。 「いきなりエイズ」の患者さんを減らすためにも、下記の様な時には、HIVのスクリーニング検査(HIV抗体検査)を行うことをおすすめします。
なお、2012年4月の診療報酬改訂で、性感染症を認める場合、既往がある場合又疑われる場合には、HIV抗体検査を保険診療で行えるようになりました。
また、検査を行う際には必ず患者さんの同意を得てから行います。

性感染症を診断した場合

梅毒、クラミジア、尖型コンジローマ、淋病、性器ヘルペス、A型肝炎、B型肝炎、C型肝炎など

免疫能の低下が疑われる場合

帯状疱疹、口腔カンジダ症、繰り返す肺炎、不明熱、脂漏性湿疹、慢性の下痢、慢性のリンパ節腫瘍、原因不明の体重減少など

HIV感染症の診断

HIV抗体検査(スクリーニング検査)で陽性の場合には、下記の手順に従ってHIV感染症の診断をします。

HIV抗体検査で陽性であってもHIV感染症が確定したわけではありませんので、患者さんへの説明の際には十分な注意が必要です。

HIV抗体検査では約0.3%で偽陽性とでる場合があります。特に妊婦さんや、膠原病・血液悪性疾患等を有する患者さんでは偽陽性率は高くなります。
また、感染直後(感染から6〜8週)の場合には、HIVに感染していても抗体検査で陽性とでない時期(ウィンドウピリオド)があります。 HIV感染の急性期が強く疑われる際には、HIV-RNA定量検査(急性期診断には保険適応外)を行うか、後日スクリーニング検査の再検を行います。

HIV感染症診断のためのフローチャート

HIV感染症/エイズと診断したら

HIV感染が確定して、患者さんにHIVに感染していることを伝える際には、HIV感染=エイズではないことや、エイズ=死の病気ではないことを十分に説明することが大切です。
次の受診につなげることが重要ですので、できるだけ速やかに専門医に紹介してください。

拠点病院一覧

HIV抗体検査が陰性の時

HIV抗体検査が陰性であっても、先に述べたようにウィンドウピリオドがあるため、完全にHIV感染症を否定できるわけではありません。
感染の可能性がある場合には、その機会から2ヶ月以上経過してから再度検査をするよう受検者に勧めてください。
また、HIV検査が陰性だった場合、パートナーの方も陰性とは限らないということを説明してください。
HIV陽性の方との性交渉でも、その状況により感染したりしなかったりする場合があります。
つまり、パートナーが陽性でもこれまで偶然自分に感染しなかっただけということも十分考えられるということを説明する必要があります。
HIV検査の機会に、感染予防について正しい知識をもって安全な日常生活を送ってもらえるような説明することが大切です。

HIV感染症/エイズに関する相談について

北海道大学病院では、HIV感染症の診断、治療、患者さんの紹介、針刺し損傷時の対応など、HIV診療に関する相談を受け付けています。 また、HIV検査で陽性と判明した患者さんへの検査結果説明時の対応についての相談も受け付けています。
HIV感染症/エイズに関するお問合せは、下記へご連絡ください。

北海道大学病院HIV相談室 : 011-706-7025

北海道大学病院HIV相談室

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