北海道・日本・世界のHIV状況
北海道での2023年新規HIV感染者・エイズ患者は43人
北海道における2023年1年間の新規HIV感染者は25人、エイズ患者は18人となり、2023年12月末までの累積人数はHIV感染者433人・エイズ患者256人で合計689人となりました(図1)(図2)。
また、厚生労働省エイズ動向委員会による報告では、日本全体では2023年1年間の新規HIV感染者669人・エイズ患者291人(速報値)で合計960人、つまり1日あたり約2.6人がHIV感染またはエイズ発症が判明していることになり、日本全体の累積報告数は35,381人となりました。
日本全体の新規HIV感染者及びエイズ患者報告数は2014年から減少傾向にあります。北海道は2015年の感染者数が過去最多で2023年が2番目であり、2020~22年は減少しておりますが、新型コロナウイルス感染症に伴う検査機会の減少に影響を受けたもので、減少傾向には至っておりません(図3)。
世界では、UNAIDS (国連エイズ合同計画)の報告によると、2022年での世界のHIV感染者は約3,900万人と推計しています。
エイズ予防情報ネット(API-NET)でより詳しいエイズ動向が確認できます。